【演題】
バーゼル3の概要
~規制の背景と欧州危機へのインプリケーション~

【講演者】
池田 竜馬 (いけだ りょうま) 氏

東京大学経済学部卒業。2006年日本銀行入行。金融機構局国際課にてバーゼル委員会担当。資本規制の水準設定に関する部会、流動性規制部会等でバーゼル3策定に従事。2011年9月よりケンブリッジ大学MBAに留学中。

【講演要旨】
サブプライムローン問題に端を発した金融危機は、世界同時不況という形で、我々の日常生活に大きな影響を与えました。例えばポンドは2007年には対円で250円程度をつけていたのが、2009年初には130円近くまで下がりました。即ち対円での資産の価値は僅か1年強で半分になったという事です。日本も直接の影響は軽微であったものの、海外経済減速のあおりを強く受け、日経平均株価はサブプライムローン問題前 (2007年7月9日:18,261円)の半分以下という状況が続いています。メディアでは百年に一度の危機と言われますが、いずれにせよ極めて深刻なショックであることに間違いはありません。そしてその影響は、欧米の金融機関を中心に根深く残っています。バーゼル3とは、こうした金融危機の発生を抑制すべく、また影響を緩和すべく、各国の政策当局者の間でなされた合意の事を指します。講演では、バーゼル3の概要について述べさせて頂くと共に、各国の議論の様子等、会議の裏側もご紹介出来ればと思っています。また、足もとの欧州危機へのインプリケーションや、そもそも何故金融危機は我々の生活にかくも大きな影響を与え得るのか(それは何故一民間企業たる銀行が厳しい規制を必要とするのかという問いと同値でもあります)、といった点についても議論させて頂ければと幸いです。

【日時】
2012年2月25日(土) 19:00開場、19:30講演開始

【場所】
Newnham College, Lucia Windsor Room

Address: Newnham College, Sidgwick Avenue, Cambridge, CB3 9DF
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=Newnham+College,+Sidgwick+Avenue,+Cambridge+CB3+9DF,+United+Kingdom&aq=&sll=36.5626,136.362305&sspn=36.566099,81.738281&vpsrc=6&brcurrent=3,0x0:0x0,0&ie=UTF8&hq=Newnham+College,+Sidgwick+Avenue,+Cambridge+CB3+9DF,+United+Kingdom&hnear=&radius=15000&ll=52.200032,0.107975&spn=0.01373,0.039911&t=m&z=15&cid=15805447338930478792&iwloc=A

※会場のLucia Windsor Roomへの詳細は以下の地図をご参照ください(9番の部屋)。当日はカレッジ内に道順を表示する予定です。
http://www.newn.cam.ac.uk/sites/www.newnham.local/uploads/files/About-Newnham/college_map_08.pdf

【会費】
会員 無料、非会員 (学生:2ポンド 非学生:3ポンド)