【題名】
2010-11 1st special talk(2010/11/20(土)19:30~)

【発表者】
吉本英樹(Mphil/PhD Program, Innovation Design Engineering, Royal College of Art) see also (http://www.yoshimotohideki.jp/)

【日時】
2010年11月20日(土) 19時30分~

【場所】
Graduate Union, 17 Mill Lane, Cambridge (Silver Street の角の入り口のほ うから会場に入れます)

【発表要旨】
情報技術は、人間が理解し知識を得る対象である情報、あるいはその行為を扱うものとして発展して来ました。いわば人間の知的で文明的な側面にアプローチするものです。しかし人間には、それとは対照的な、感覚的、情動的、 生物的な側面があります。そして、技術がいくら人間の生活環境を便利に進化させても、生物としての心地よさを保つことができなければ、それらは調和することができないように感じます。今回のトークでは、特に建築空間に注目し、Atmosphereというキーワードを提示します。空間の中に入って我々が最初に触れるものは、その空間のAtmosphere (日本語だと若干ニュアンスが違うように感じますが、ムードや雰囲気) であり、それはまさに感覚的、情動的、生物的な体験です。もちろんAtmosphereの物理的存在は確認できないですが、その概念的な存在は誰もが認知したことのあるものです。人為的にAtmosphereをデザイン・創出するという立場に立つと、これまで、建築技術の様々な発展や、電球の発明など、技術によってAtmosphereのクリエイティビティは明らかに進化してきました。そして今、情報技術によって、人間はまた新しいAtmosphereを創出できるようになりつつあると感じています。人々の動きや音楽に対してインタラクティブに変化する照明などは端的な例でしょう。デジタルに溢れる今、それらが織り成す心地よい空間とはどういうものなのか、Open Endedな問いとして、みなさんと議論できればと思っています。

【会費】
会員 無料、非会員 (学生:2ポンド 非学生:3ポンド)