【題名】
「うつ」は甘えか

【発表者】
山澤涼子氏
略歴-
1999年 慶應義塾大学医学部卒業
精神・神経科学教室入局 大学病院にて初期研修
2000年 医療法人厚生協会大泉病院
2006年 慶應義塾大学医学部助教
2008年 統合失調症に対する早期介入と予後に関する研究で学位取得
2009年 CAMEO(NHS精神病早期介入アウトリーチチーム)臨床研究員

【日時】
2011年6月25日(土) 19時30分~

【場所】
Graduate Union, 17 Mill Lane, Cambridge (Silver Street の角の入り口のほ うから会場に入れます)

【発表要旨】
みなさんは精神科、精神疾患というものにどのようなイメージをお持ちでしょうか。私が「精神科医です」と自己紹介した 時、相手の方の反応は「ホンモノをはじめて見ました」とか「私の心も読めちゃうんですか」とか…。「怖い思いをしたことはありませんか」 「毎日うつの人を診ていたら、自分までうつになっちゃいませんか」ともよく聞かれます。
近年、うつ病をはじめとする精神疾患に苦しんでいたことを公表し、さらには自らの闘病記を出版したりする有名人がいたり、テレビで抗うつ 薬のコマーシャルが流れたりして、精神疾患、特にうつ病の認知度はぐっと上がりました。加えて、駅前や街中に小綺麗なメンタルクリニック が次々と開業しており、以前よりもずいぶん気軽に受診することが可能になっています。
とはいえ、表題にもあるように「うつ病なんて病気ではなく単なる甘えなのではないか、本人の気合が足りないだけなのではないか」という認 識を持つ人は未だ多く、実際うつ病なのか、単なる「落ち込み」なのか、それとも現実から「逃げて」いるだけなのかご本人にも周囲にも区別 がつきにくいケースは少なくありません。「精神的な」症状に対して薬を処方されることに強い抵抗を覚えていらっしゃる方もたくさんいま す。インターネットでメンタルヘルスに関して検索すれば、星の数ほどのページにアクセスできますが、残念ながら本当に正しくて必要な情報 は一般の方に十分届いていないのが現状です。
今回のトークでは、精神疾患のメカニズム、原因、診断、治療などについて概略をお話しするとともに、知られざる精神科医の実態や精神科医 が日々研究していることについても触れてみたいと思います。
時間が許せば、日常生活の中でストレスを軽くするtipsもお伝えできればと考えています。

【会費】
会員 無料、非会員 (学生:2ポンド 非学生:3ポンド)