【題名】
日米安保の重要性:その歴史的経緯と在日米軍再編について

【発表者】
田村 優輝氏(外務省在英国日本国大使館、MPhil in Historical Studies)

【日時】
2009年5月2日(土) 19時30分~21時30分

【場所】
Graduate Union, 17 Mill Lane, Cambridge

【発表要旨】
日米安全保障体制は、戦後一貫して日本を守るための基本的な仕組みとして有効に機能し、我が国に平和と繁栄をもたらしてきました。その一方で、冷戦が終結した後も日本周辺の安全保障環境は依然として不安定・不確実であることは、北朝鮮による弾道ミサイル発射と核実験の実施(2006年)をみれば明らかです。この現状を踏まえれば、日米安保体制の重要性は今後ともますます強まるものと思われます。
そこで本講演では、「日米安保の重要性:その歴史的経緯と在日米軍再編」と題して、日米安保体制の成立の経緯と、現在日米両国が実施している在日米軍の兵力態勢の再編について取り上げたいと思います。まず前半部分では、旧日米安保条約の成立と1960年の改定に関する歴史的経緯、安保条約第5条・第6条の性格を解説し、我が国が戦後一貫して日米安保体制を維持してきた理由を説明します。後半では、米軍再編の中で深まる日米の協力について、弾道ミサイル防衛の整備、原子力空母ジョージワシントンの横須賀への配備を例に説明し、「2+2」合意の着実な実施が如何に重要であるかを解説する予定です。